クリニックを開業する上で何月に開業するかはとても大事な事の一つではないでしょうか。
自らが開業を思い立った時期や、医局の流れによって、狙ったタイミングでの開業が難しいかもしれませんが、開業を目指す診療科目の患者数が最も見込める2か月~3か月前が良いのでないでしょうか。
患者数の増加が見込める2か月~3か月前に開業することにより、地元地域への認知度を少しでも高めるとともに、スタッフオペレーションを万全の状態にして繁忙期を迎えることが可能になるかと思います。
開業をして軌道に乗るまでは、地元地域への認知度もそこまで高くないことが考えられ、季節等に左右されることが大きいです。
釈迦に説法かもしれませんが、「内科」の「繁忙期」は「11月~4月頃」で、「閑散期」は「夏場」と考えられています。
「整形外科」と「皮膚科」は、「夏頃」が「繁忙期」となり、「秋から冬」にかけて「閑散期」となります。
うまくタイミングを合わせることが出来るのであれば、患者数を見込める時期に開業するのが良いかもしれませんね。
ただし、季節的要因で開業から半年ほど経過した時期に患者数が減少することも考えられます。
その時期に不安に感じることがあるかもしれませんが、患者との間でトラブルがあったなど、患者数減少の直接的要因がない場合は、同診療科目の医療機関でも同じく、患者数の減少は起こっている可能性が考えられます。
閑散期と捉える時期に患者やスタッフとのコミュニケーションを大事にすることや、今後の体制について見直し等を行うことにより、季節に左右されない安定したクリニック作りに取り組むことも大切になってくるのではないでしょうか。