不動産開発コンサルタントの中村です。
ドクター様から依頼があってから開業地探しをどのようにやるのかと質問を何度か聞かれます。
まずは土地の選定までをどのように行うかお答えしたいと思います。
まずご希望の依頼地を確認します。まずは客観的判断として診療圏調査を行います。
エリア内から客観的判断を元に現地調査を行います。
その際には周辺の同一診療科目は最低限ホームページの閲覧、現地確認を行います。
診療圏調査では見えない情報は現地に向かい車から降り足を動かさないと分からない事は多くあります。
診療所には車で向かう方、歩いて向かう方、自転車で向かう方それぞれ視野が違います。
候補の土地をいくつか選定する中で注目すべきは例えば車が主流の場所ならば例えば次のような事を意識します。
対向車線から侵入しにくい、侵入経路が一か所しかない、渋滞が通勤時間帯に発生する…
こういった患者さんにとって足が遠のいてしまう場所は避けます。立地条件では患者さんの立場になって考える事が一番の重要な要素だと思います。診療圏調査を過信せず地域の一人とならば、且つ私がドクターの立場ならばと思い場所を考えます。
希望される面積とその形状から実際に開業したらどのように建物が建ちどのように駐車場が並び、どのように患者さんが診療所に向かうかをイメージします。
その中で優先順位を決め土地を掘り起こしを行い、登記簿謄本と言われる土地の所有者様の確認をします。
次回は土地の所有者様に関してのお話をします。