5月16日(月)に医療法人設立事務に関する説明会が愛知県医師会館にて開催されました。
コロナ禍のため前年と同じく45分と短い時間でしたので、テンポよく説明されていました。
説明会の主たる内容は、
・事務手続きの説明(年4回(3,6,9,12月)の基準日をもっての申請スケジュール)
・医療法人の適正運営
となります。
医療法人の適正運営は「非営利性」であること、運営の「透明性」の確保等の説明がありました。
「非営利性?」、「透明性?」とすぐには理解が難しいかもしれませんが、要するに「お金の流れを明確にしてくださいね。」
ということです。
法人成りする前はクリニックの利益は全て理事長先生に帰属します。
法人化すると「役員報酬」といって、あらかじめ決められた金額を理事長先生個人の口座へ移すことが大原則です。
例えば役員報酬以外に法人口座から追加でお金を引き出してしまうと医療法人から借りたお金となってしまい、
借りたお金は医療法人へ返済が必要となります。
このように法人化すると「理事長先生⇔医療法人」のやり取りが発生してしまうので、「その辺りしっかり管理してくださいよ。」
といったようなものです。
医療法人化には様々なメリットもありますが、個人事業とは異なる運営方法が必要なことお忘れなきように・・・
お願い申し上げます。
医療法人設立をお考えのドクターは、ホームページ上のお問い合わせフォームよりご連絡ください。