スタッフの採用が決まりますと、いよいよクリニックの開院が目の前に迫ってまいります。
新規開業のクリニックとなると、経験を多く積んでいるスタッフはもちろんのこと、クリニックでの勤務が初めてとなるスタッフ等様々の層で構成されることとなるでしょう。
もちろん初対面のスタッフが多いことと考えられるので、コミュニケーションを図る上でも開院の2~3週間ほど前から研修をスタートするのが望ましいでしょう。
研修の内容としては、医療機器・電子カルテの操作方法のレクチャー、レクチャーを受けての機器使用の復習、救急対応などから、スタッフ間ミーティングや講師の方を招き、接遇講習も大事になってくるのではないでしょうか。
研修の大詰めとなるのが、模擬診療となります。
スタッフに患者役を務めてもらい、受付から先生の受診まで一連の流れを通しでやってみてはいかがでしょうか。
模擬診療を行う側には、どんな患者役を行うのか伝えずに行うと、実践度が増すかもしれませんね。
例えば、急患であったり、保険証を忘れた患者、支払いの際に財布を忘れてしまったことに気づく患者など、イレギュラーな対応こそ、実践力を培えるでしょう!
1日と言わずに、2日、3日と模擬診療の日にちを研修の中に盛り込んで、開業後にスムーズな対応が出来るように心がけてはいかがでしょうか。