クリニックのDX化

前回のコラムでもDXの話が出ましたので今回はDXについてお話します。

DX(Digital Transformation)とは何かと言われるとデジタル技術を活用し、ビジネスを変革するものと定義されます。

DXと表記されるのは英語圏ではTransを「X」と交差する意味として略す為と言われています。

医療業界でも医療従事者の不足により満足に治療が行えない事や教育不足等によるヒューマンエラーの発生をDX化により解決できると言われています。

 

日本はGDP世界第三位の先進国でありながらDX化が非常に遅れた国でもあります。

医療業界でそれが浮き彫りになったのが新型コロナウイルスの影響です。

日本はまだまだアナログで医療物資の管理システムが構築されていない事が医療崩壊を導いた一つになります。

保健所がアナログだった為、伝達方法がFAXであったり等で現場では常にパニックが起こりました。

世界の先進国で統計的に見ればさざ波程度の影響であったと比較されるにも拘らずです。

 

医療現場ではまず電子カルテの導入率がまだまだ低いです。

大量の紙での作業がなくなりペーパーレス化が起こり電子化されれば、予約、受付から医師の処置まで効率化に繋がる事はもはや用意に想像できるでしょう。

診療点数計算は今までは現場スタッフの経験値が必要な所がAI化により新人スタッフでも対応が可能となります。

オンライン診療は高齢者や遠方地、離島など医師の足が必要な場所だった事が不要になり、今まで困難と特集がよく組まれていた話が過去のものになりつつあります。

オンライン問診票は受付に辿り着く前にスマートフォンで問診票を記入する事で予約から待ち時間の解消までつながります。このシステムとなれば、待合室での密度の軽減から時間短縮、スタッフの人件費削減に繋がります。

DX化により現場のコスト削減から人によるトラブルリスクの軽減へと繋がり、より医療に専念できるようになります。

今後の課題はDX化を進めるにあたってシステムがまだまだ先進国で後れをとっている事であり、国が先導してSEをより重要視する事が大切だと思います。

余談にはなりますがこのコラムにもアイキャッチ画像では紙を使っているものをあえて使いました。

こうした画像はフリーの画像を私達は使わせていただいていますが、こうしたフリー素材もまだまだ紙でのやり取りの画像が多いと思われます。

数年後にはこうした画像も医療現場では紙からタブレットへと変わる事を期待しています。

医療のDX化が普及する事により、医療の人員不足の解消に繋がればとも思います。

 

愛知県は人口10万人あたりの医師数は200人強で全国でもワーストクラスで都市圏では確実に不足している地域であり、特に小児科医、産婦人科医の不足数が足りないと言われています。

愛知県は人口減の世の中でも今も人口が増加傾向にあり医師の需要は求められています。

開業を志す先生方の声をお待ちしています。

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